2017年12月5日火曜日

PaCO2は肺炎の予後を示す可能性があります

 救急外来にやって来る肺炎の患者さんは、過換気になっていることが多いです。熱があって、咳があって、呼吸数が30/分、SpO2が90%(酸素投与なし)等という人が来れば、写真を撮らなくても肺炎と診断できます。

 血液ガスを採取すれば、PaCO2が低値になっています。こちらの文献によれば、PaCO2が低値、あるいは高値になっていると、死亡率が非常に高いんだそうです。

 肺炎の患者さんが運ばれてきたら、やはり血液ガスをとった方が良いですね。静脈血でも良いので!

 この文献は、以下の本のP.192に紹介されていました。カラフルでとても読みやすい本ですのでお勧めです。



<今日の極論ポイント>
 肺炎の患者さんを診たら、血液ガスを静脈血でも良いのでとりましょう。

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